目指します!企業の繁栄と社会への貢献 公益社団法人向島法人会

公益法人 向島法人会に関する問い合わせ先
TEL 03-3612-5515
9:00 - 17:00(土・日・祝除く)

有限会社モード・ユキ

(2024年7月取材)

曳舟駅前の婦人服店の名物店長が語る向島への愛

有限会社 モード・ユキ 若槻 ユキさん

有限会社 モード・ユキ
モード・ユキ 曳舟本店店長

若槻 ユキさん

 
名物店長としてメディア、SNS 等の露出も多数。
向島生まれ向島育ちの生粋の向島っ子。

曳舟駅前の婦人服店「モード・ユキ」。
地元の女性なら知っているという有名店の店長、若槻さんにお話を伺いました。

お年寄りにも若々しい服が人気です。

お店をオープンしてどのぐらいですか?
 
曳舟駅前店は今年で14年目になります。
一番多い時期は全部で20店舗くらいあったんですが、コロナの影響もあって今は6店舗。開店当初からずっと通ってくださっている方もいて、その方達には足を向けて寝られないですね。
 
 
アパレルのお店を始めたきっかけは?
 
夫がアパレルの催事を行う会社を経営しているのですが、私が50才になったのを境に、「仕事を手伝って欲しい」と言われたのがきっかけですね。
もともと私は美容部員でしたので、アパレルのことは何もわからない…。そんな素人が曳舟店をオープンさせたので、毎日勉強の日々でした。

モード・ユキ 曳舟本店

最近はどんな服が人気ですか?
 
当店は中高年の方向けの婦人服を扱っていて、80代以上の方もよくいらっしゃいます。
昔は80代というと、ザ・おばあちゃんという感じの服を購入される方が多かったんですが、今は若々しい服を求める方が増えました。
昔はチュニックを着ているおばあちゃんってあんまり見なかったと思いますが、体型をうまく隠せるから人気ですね。
色合いも若々しいものがよく選ばれています。

出鱈目な商売はしたくない。

お店をやる上で大切にされていることはありますか?
 
お客様が今までモード・ユキで購入してくださった洋服はすべて私の頭に入っています。
ですから、お客様が似たような洋服を購入されようとしていたら「家帰ってタンス開けて見てきな。同じような洋服があるはずだから」って伝えるんですよ。すると、何日か後に「本当にあったわ」と報告してくださいます(笑)。
 
私は出鱈目な商売はしたくないので、似たような洋服を持っていらっしゃるのに、さらに同じようなものを売ることはしたくないですし、その人が着ていて楽しくなれるものをお勧めしたいと思っています。
 
以前お客様が、「今度友達と一緒に出かけるのに何を着て行こうか」と迷っていらしたので、「この方は以前こんな服を買ってくださったから、こんな色が似合うはず!」と思い、「これとこれを合わせて着ていきな」って言うと、「うん、わかった」と買ってくださったんですね。
後日店に来てくれて、「あの服、友達に褒められて嬉しかった」って報告してくれたのですが、そういうことがあるとお店をやっていて本当に良かったなと思います。

モード・ユキ 曳舟本店

向島と共に人生を送ってきて本当に幸せ。

向島という地域について、何か想いはありますか?
 
私はこのエリアで生まれ育ち、商売をしてきました。
ここ以外の場所に住んだことはないのですが、曳舟の駅前はすごく便利なのも良いですよね。私はこの間免許返納したんですが、車がなくても全く困らない。スーパーもあるし交通機関も便利だし飲食店もたくさんある。お年寄りには本当に住みやすい町だと思います。
 
ただ、この辺りは一人暮らしのお年寄りが多く、1人だと1日誰とも話さないということも。それだと心配なので「喋りたくなったらいつでもお店に来てね」って声をかけるようにしています。そうすると、ふらっと来てくださって、楽しくお喋りして「元気になったよ」って帰ってくださる。幼い頃からお世話になっている近所のおばちゃんも今では80歳過ぎになるんですが、「ユキちゃん元気?」って、ふらっとお店に遊びに来てくれます。それがとても嬉しくて。
 
私がこんなふうにお店ができるのは、夫がここに店を出してくれたから。本当に感謝しているんです。
そして、向島でこうしてみなさんと共に人生を歩むことができて本当に幸せだなと感じています。

誰でも安心して暮らせる地域になってほしい。

これからの向島にメッセージをお願いします。
 
今、日本中の治安が悪くなっているじゃないですか。
向島でも強盗に入られたというような事件を聞くので、お年寄りでも子供でも本当に安心して暮らせる街になってほしいと思います。
昔は鍵を閉めないでどこかに行くのが普通なくらい安全でした。もう一度そんな風に戻ってほしいです。
 
行政にはお年寄りに優しい施策を実施してほしいと思っています。
お金のない人は老人ホームに入るために何年も待たされると聞きます。
これだけ高齢者が増えてきているのだから、お金をかけなくてもお年寄りが入れる施設を税金を使ってでも作るべきだと私は考えています。
 
そういった要望を議員を通じてしっかり伝えていき、行政を動かしていくのが今後やるべきことかなと思っています。

モード・ユキ 曳舟本店

営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日
〒131-0046 東京都墨田区京島1-2-2 F108
TEL:03-5630-5288
FAX:03-3617-1570
https://www.hikifuneeastcore3.com/modeyuki

モード・ユキ 曳舟本店
アクセス

〒 131-0032 東京都墨田区東向島2-8-5
TEL : 03-3612-5515
FAX : 03-3616 - 3536