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磯タイヤ工業株式会社

(2019年10月取材)

「クルマが大好き」、純粋なその気持ちだけで前へ進んできた70年

磯タイヤ工業株式会社 磯 文雄さん
 

磯タイヤ工業株式会社
代表取締役社長
磯 文雄さん

今年でちょうどタイヤ一筋70年

  タイヤ一筋、今年でちょうど70年、二代目の私も年金を頂く歳に。
 先代の父は、栃木県 大田原市生まれ。
 戦後、いち早くタイヤ業を開業していた叔父を頼りに上京し修行、昭和24年、墨田区に移り住み、磯タイヤー工業所を創業した。
 朝、戸を開けるとパンク修理待ちのタクシーなどが何台も並んで待っているのが日課で、その仕事だけで商売が成り立っていたほど。 まさに「パンク屋」だった。
 その後、工場も拡張出来、再生タイヤの製造を始め、20数人程の住込み社員が三交代制で24時間操業の時代もあった。

 道路整備が進み高速道路が出来始めると再生タイヤから新品タイヤ販売の時代に。
 二代目の私が入社したのはちょうどこの頃だった。
 一言で言えば「クルマが大好き」、ただそれだけだった。地元の仲間たちと寝食を忘れてクルマを語り、クルマに触り、走り回っていた。
 世は高速時代を迎え、車の性能も大幅にアップ。期を同じくして、各タイヤメーカーが高性能ラジアルタイヤの開発製造にしのぎを削る時代が到来。若者たちは競うように免許証を取り、競うように車を買い、競うように高性能タイヤに人気のアルミホイールを装着しては優越感に浸っていたものだ。

車好きが高じて、レーシングチームにも所属

 弟と2人でレーシングチームにも所属し、毎週の様にサーキットイベントへ通った。
 F―1日本GPのオフィシャル役員としてコースで旗を振った経験も。 
 今思えばそんなクルマ好きが商売にもつながっていたのも事実だ。

 時は移り、90年代初頭のバブル崩壊の影響は零細のわが社にも重くのしかかった。一時は店じまいも頭をよぎった。有難いことに親戚やお得意様、取引先の応援も助けとなり、父母・兄弟、家族一丸となって危機を脱することができた。 
 生涯感謝を忘れまい。
 タイヤ1本、パンク修理1本の売り上げが、こんなにありがたいと思った事はない。
「売り上げはパンク1本から」今でも社のモットーだ。

磯タイヤ工業株式会社

社長の弟さんがドライブするフォーミュラーF3

タイヤ業界にも「大変革」の大きな波

 近年、若者のクルマ離れと急速な高齢化が進み、社員不足、後継者問題など、タイヤ業界全体が大きな岐路を迎えている。
 またカーメーカーも百年に一度と言われる大変革の真っ只中。ガソリンエンジンからAI化へと車も大きく進化しつつある。幸いそんな中でもタイヤだけはお陰様で変わらず装着されている。
 昔から中小零細企業がひしめく商業地域の墨田区は商業車の保有台数も多い為、軽トラックから大型トレーラー、フォークリフトのタイヤ交換まで幅広いお客様にご利用頂いている。近隣の江東、台東、江戸川、葛飾、ほか、千葉・埼玉の得意先も。出張サービスから車の引き取り納車サービスも日常的な業務となっている。

 向島法人会にはかなり昔から加入はしていたが、活動し始めたのはほんの6~7年前。
 地元の先輩に誘われて。異業種の方と交流できる事で視野も広がり、同業者間では出ない話など様々勉強になる。
 もちろん苦手な税の知識も。
 この10月より消費税も10%となった。軽減税率の恩恵を受ける商品は無い業態ではあるが、従来通り良い品物を少しでも安く提供出来るよう努力は惜しまない。

タイヤは命を乗せている

 「タイヤは命を乗せている」
 こんなコマーシャル覚えているだろうか?
 手のひら一つ分、或いははがき一枚分の接地面積で暑さ寒さに、雨・雪に耐えながら車を支え、命を支えているのがタイヤなのだ。
時々はいたわってあげてほしい。
タイヤも呼吸している。ゴムの層から自然に空気は漏れていく。

磯タイヤ工業株式会社

タイヤ点検を怠ると、時にはこんな風になってしまうことも…。

ひと月に一度は空気圧点検を!

チェック項目で気になる所があれば、すぐに点検を!
点検は無料で実施してます。

□ ひび割れは出来てない?
□ 縁石などでこすった傷などないだろうか?
□ クギやガラスは刺さったままになってないか?

時にはスペアタイヤの点検もお忘れなく。いざという時に使えなくては・・・。

 間もなく冬タイヤ装着の季節となる。
 スタッドレスタイヤのお話も少し。
 東京のドライバーさん、雪の経験が少ないせいか少し位の雪なら、「この位」は大丈夫だろうと夏タイヤのまま出掛けてしまう。
 が、しかし、「この位」の雪が、夜になると凍結する。
 当然坂道ではスリップが始まり、橋という橋は登れずに大渋滞に。「ちゃんと」スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを装着している車まで巻き添えとなる。物流にも影響が出てしまい、首都圏は大混乱に陥ってしまう。
 北海道出身のお客さんが言っていた。
「よくそんな夏タイヤで走れるね~、考えられない、自殺行為だ。怖くて見てられない」と。
 雪の怖さを知っていればこその言葉だ。
 また冬用アルミホイールとセットで取付けるユーザーが増えている。 冬・夏の脱着が容易で安く上がる、からである。
多くのドライバーは雪が降りだしてからスタッドレスタイヤやタイヤチェーンを求めて来店する。が、時すでに遅し、である。
 冬タイヤのご用意はお早めに。
店ではこの10月より11月末まで早期予約割引きサービスも実施している。
 今安く買って、履き替えは12月、も可だ。
 
明年2020は生涯二度目の東京オリンピック・パラリンピックを迎える。
 タイヤメーカーとして唯一、オフィシャルスポンサーにもなっているブリヂストンは仕入先として弊社が開業当時からのお付き合い。
 メーカー・販売会社・ショップ店の三位一体でウィンウィンの関係を更に強固に築ければありがたい。
 そして『地元密着まかせて安心、あなたの街のタイヤ屋さん。』をキャッチフレーズに、これからも地域に安全と安心を届けていきたい。

 会社概要

磯タイヤ工業株式会社

磯タイヤ工業 株式会社
ミスタータイヤマン向島磯

 

〒131-0041 東京都墨田区八広2-45-11
TEL.03-3610-1334
平日/土曜10:00-18:00 日曜10:00-17:00
定休日 第3日曜・祝日

アクセス

〒 131-0032 東京都墨田区東向島2-8-5
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FAX : 03-3616 - 3536