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バキュームモールド工業株式会社

(2017年7月取材)

 前例が通用しない、 毎回が真剣勝負。
 だからこの仕事は面白いのです。

バキュームモールド工業 株式会社
バキュームモールド工業 株式会社
 

バキュームモールド工業 株式会社
代表取締役社長
渡部 雄治

 私とバキュームモールド工業との出会い

 私は、都立工芸高校 室内工芸科(現インテリア科)を昭和58年に卒業し、同校の先輩である 故 北澤隆の創業したバキュームモールド工業に入社しました。
当時の私は、実は卒業後は専門学校に進もうと考えていたのですが、高校生最後の夏休みに先生から「一社、会社見学をしてみないか?」と誘われことがきっかけで、バキュームモールド工業という会社があることを知りました。
 
そこで見たものは、日ごろ目にしたり、使ったりしているプラスチック製品のもとになる「型」が、まさに作られている様子でした。子供の頃、縁日で目にしたお面の型もこの会社で作られており、それを知った私は胸が躍りました。
 
 
見学の帰り道、先生に「すごく面白かった」と伝えたところ、「この会社、受けてみるか?」と言われ、思わず「はい」と即答していました。
進路希望が進学から就職に変更になり、両親に報告したところ大変驚いていたのが今となっては懐かしい思い出です。
 
 
その当時、「これだ」と気に入り、ワクワクさせてくれた仕事だから、今も私はここにいるのだと思います。

 一人前になるのに時間が掛かる、 そして難しい。だから面白い。

バキュームモールド工業株式会社

昔の機械について説明してくださる渡部社長。
ひとつひとつ丁寧に使用されていたことが伺えます。

 

 「型屋」という仕事は、一人前になるまでにとても時間が掛かる職業です。なぜなら、完全受注生産、一品物を扱うわけですから、様々なタイプの型を経験するのにはとても時間が掛かるのです。
機械操作などは、修得するのに練習をすれば修得できますが、「型屋」としての知識、技術はそれだけでは身につきません。
様々な工程で作りこまれた各パーツを組み上げて出来上がるのが「型」で、その「型」はきちんと機能しなくてはなりません。「熱」や「力」、「動き」があることなどを全て考慮し、創り上げていく 総合力 が求められます。だから、一人前になるのに時間が掛かるのです。
一品物だから、毎回違う発見、学びがあります。その積み重ねが「型屋」としての実力です。前例が通用しない、毎回が真剣勝負、だからこの仕事は面白いのです。

 バキュームモールド工業株式会社が 大切にしていること

経営理念 

『利他の心』
 
自分達の「利」だけを追求するのではなく、お客様、仕入先、社員とその家族、地域の皆様、会社に関わる全ての「利(幸せ)」を考え、それを実践する。
 
 

社 是

『個(己)は全体によって活かされ、
 全体は個(己)によって 支えられている』
 
会社は個人ではなく組織で成り立っていることはもちろん、社員一人一人の力も必要としている。
 
 

社 訓 

『創意創造』
出来ないと思わず、常にどうやったら出来るかを考え、常に新しい物を作り出すこと。
 
『共存共栄』
会社に関わるもの全てが活かされ、栄えていくように。
 
 
 
「なぜ、このことを大切にしているのか」、「会社の現状はどうなのか」「みんなにどのようになってもらいたいか」を社員に理解してもらうため、『VM style(会社像・社員像)』『VM model(行動規範)』として、ひとつにまとめました。  現在は、この内容を雇用形態に関わらず全社員に配布し、浸透を図るようにしています。

 受け継いで行きながら…

バキュームモールド工業株式会社

隅々まで美しく整頓された工場内は、社員の安全や働きやすい環境への配慮というだけでなく、精密で高度な作業を行う技術者の「誇り」を感じる空間でもありました。

  創業者は40代で視力を失い全盲となりました。しかし、様々なアイデアと、それを現実のものにする行動力。好奇心旺盛で様々な事に関心を持つ、視野の広い人物でした。
また、社員をとても大切にする方であり、社内行事にも力を入れていました。例えば、新年会(1月)、鏡開き(1月)、新人歓迎会(4月)、ビアパーティ(7月)、勤労感謝デー(10月)、忘年会(12月)と、弊社には社員が参加する行事が多くあります。その行事では、「手作りの料理」をこだわって提供しています。
 
そのこだわりは中途半端なものではありません。冗談ではなく、石原軍団顔負けの炊き出し道具が弊社には揃っています!
なぜ、そこまで「手作り」にこだわっているのか? それは社員に対する感謝の気持ち、それと、出来立ての温かいものを食べてもらいたいという強い思いから。「手作り」には、ケータリングや店を貸し切ることでは味わえない、暖かい気持ちが伝わる何かがあると私も思っています。だからこそ、創業者の思いを受け継いで、私も「手作り」にこだわっています。
 
その他にも、様々な伝統や規範がバキュームモールド工業にはあります。それらは、技術のノウハウと共に残し、受け継いでいかなくてはならない事だと思っています。それは、経営理念「利他の心」に繋がる大切な事で、社員の考え方、行動の軸になるものだからです。  その大切なことを受け継ぎながら、お客様の要望や社員の働く環境など、時代に合わせて会社を変化させ、結果、会社を継続し、盛り上げていく。
それが、私をこの世界に導いてくれた創業者への恩返しであり、また弊社の社会的使命を果たすものだと思っています。

取材班Column

「利他の心」が、こんな細部にまで!

バキュームモールド工業株式会社
 

 向島法人会だよりの取材をさせていただいた時に驚いたのは、玄関を入るとすぐに社員の皆様が起立し、ご挨拶してくださったこと。 そのお心遣いに大変嬉しく思ったのですが、さらに「すごい!」と思うことがありました。
 
写真は女性社員の方が提案されたというドリンクメニュー。「会社にどうしてドリンクメニューが?」と思い、伺ってみたところ、「お客様はいろんな会社を訪問して来られるも方も多く、都度飲みたいドリンクは違うはず。その時に本当に飲みたいドリンクをお出ししたい」ということで、社内提案され、採用された案だとのこと。
 
社員の皆様の細やかなお心遣い、本当に「素晴らしい」のひと言でした。

 会社概要

バキュームモールド工業株式会社

バキュームモールド工業株式会社

【本社工場】
〒131-0031
東京都墨田区墨田5-23-11
Tel:03-3614-1556
 
【埼玉工場】
〒340-0831
埼玉県八潮市南後谷107-5
Tel:048-932-5440
 
【大阪営業所】
〒577-0013
大阪府東大阪市長田中2-2-30 長田エミネンスビル6D
Tel:06-4309-3766
 


昭和33年、創業者 北澤隆(故人)が東京都墨田区東向島に於いて「北澤造形」として創業。 昭和38年、現在地に移り、バキュームモールド工業有限会社と会社組織に変更。 昭和44年、バキュームモールド工業株式会社を設立し現在に至る。


アクセス

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FAX : 03-3616 - 3536