20代の社会人なりたての頃に宮崎県から上京。夫と出会い結婚して以来、墨田区に住み続けています。 結婚がきっかけで住むことになりましたが、当初から下町風情や隣の隅田川の風景が楽しめるところが素敵なまちだと感じています。
　子育てが終わったくらいから夫の実家である橋本社の経理として働き始め、同時に向島法人会の婦人部（現在は女性部）にも参加するようになり、もう40年以上になります。
 
　40年の間に東京法人会連合会 女性部会では会長、全国法人会総連合 女性部会では副会長もやらせていただいて、大変勉強になったと同時に、全国の法人会の代表の方と繋がりができました。
　いまだにお付き合いがあって折々にお菓子を送っていただいているので、私も法人会の皆様の商品であるラムネや人形焼などをお返ししています（笑）。
　今回、向島法人会の会長に就任させていただくにあたっては、全国の法人会の取り組みで得た知見を還元していきたいと思っております。

　法人会の根幹にある役割としては、税に関するオピニオンリーダーとして、税務署と連携し、地域で商売をされている皆様に正しい税の知識を知っていただき、広めていくことです。 しかし、税のことを勉強して啓蒙する会ということになりますと、とっつきにくいですし、参加するハードルも上がってしまいます。 だから「向島法人会って税金の勉強ばっかりじゃないんだね。こんな楽しいこともやっているんだね」と思っていただける機会を増やし、参加のきっかけにしていただければと思っております。
　時代によって法人会に求められる役割も変わってきています。 今は会員同士つながれる場、コミュニティとしての機能がより重要になっていると感じておりますので、向島法人会ならではの下町のアットホームな雰囲気、人と人との距離の近さは今後も大切にしていきたいですね。

　前会長が企画したミュージカルや歌舞伎の鑑賞会は、キャンセル待ちが出るくらい応募があり、子連れの若い方や既に商売を引退されている方もご参加くださいました。こういうイベントをきっかけとして向島法人会について身近に感じてもらえればと思います。
　さまざまな世代や業種の人がつながるコミュニティとして、そしてもちろん税に関して啓蒙をする場として、向島法人会を盛り上げられればと思いますので、皆様どうかよろしくお願いいたします。